各種高等学校 入試について

 

全日制、定時制、通信制などの入試について、おおまかな内容をまとめました。

ただし、学校によって、また年度によって変更されることがあるので、受験される場合は必ず確認をして下さい。
また、県によっても違います。
以下に記した内容は、愛知県のものです。参考程度にご覧ください。


 

 ◎全日制 公立高校

 

学力検査5教科110点(各22点×5)+内申点90点(3年3学期の成績合計×2)

合計200点

 

不登校生の場合、『長期欠席者等にかかる選抜方法』を申請することができます。

この選抜方法の適用者には、“個人面接とすること”及び“調査書の「学習の記録」を参考として取り扱う”などの配慮がなされます。(参考:愛知県教育委員会HP)

つまり、内申点をそのまま合否の材料にはしない、ということ。

 

◎全日制 私立高校

 

私立高校の入試は、それぞれ独自に行い、試験問題も各学校で作られます。

(書店で過去問が売っています)

 

推薦入試と一般入試があり、愛知県の場合、推薦で入学する人の割合が高いです。

推薦入試は、学校推薦を貰って単願で受験すれば、学科試験(3教科)と面接で、ほぼ合格します。

学校推薦を貰えるかどうかが鍵で、その際の基準となるのが、3年2学期の内申点です。 

 

不登校生の場合、公立高校のような共通のしくみ(『長期欠席者等にかかる選抜方法』)はありませんが、個別に配慮して頂けることがあります。

「この学校で学びたい」という強い思いがあることが前提ですが、内申点が悪いからと諦めず、まずは相談してみることをお勧めします。個別相談などで道が開けることがあります。

 

一般入試は、公立高校と併願で受ける人が多いです。

 

◎定時制高校(公立・昼間夜間)

 

基礎学力検査(国数英あわせて45分)と、作文と面接。

学力検査と作文の過去問、入手できます。

 

ただし、学校によっては、作文と面接だけのところもある。

また、年によっても変わることがあるので、要確認。

 

 

◎通信制高校(公立・狭域)

 

学力検査は行わず、作文と面接。 

作文の過去問、入手できます。

 

◎通信制高校(私立・狭域)


学校によって異なる


◎通信制高校(私立・広域)

 

学校によって異なる

 

◎専修学校高等課程(私立)

 

学校によって異なる

 


転入・編入について

 

《転入とは》

前の学校の学籍が残っている状態から、次の学校へ。

基本的に、学校同士のやりとりになるので、在籍校にも相談する。

 

《編入とは》

前の学校を退学し、次の学校に入学する。前の学校の履修証明書などを発行しい、自分で書類をそろえる。時期が限られる場合がある。

 

どの学年に入るかは個別に異なるので、前の学校で習得できている単位の証明を入手して相談するとよい。

特に、普通科から普通科なら学年はそのままの可能性があるが、職業科から普通科だと、受け入れ科目数が限られるため、学年が下がることもある。個別に異なるので、早めに相談するとよい。

試験がある場合は、落ちる可能性もある。


高校卒業程度認定試験について

 

昔の大検。高認ともいう。

 

8~11科目の試験に合格すると、高卒認定試験合格となり、大学や専門学校など、高卒を条件とする学校や資格の受験資格が得られます。高校で習得した単位があれば、試験免除になる科目もあります。

 

試験は、8月と11月の2回。

 

高卒と同等の学力があると認められますが、「高卒」ではないことに注意が必要。

高認をとるための予備校や、高認と大学入学を目指す予備校もあります。

手っ取り早く、高卒と同等の資格を取得し、受験勉強や資格取得の勉強時間を作りたい、という方にお勧め。